ランサムウェアはネットワークドライブも暗号化するため、端末に接続したままのドライブへのバックアップは意味がありません。
また、同期型のオンラインストレージへのバックアップも手元のファイルが暗号化されるとクラウドのファイルも同期するので意味がありません。
ランサムウェアから大切なデータを守るためには、バックアップソフトからのみアクセス可能な安全領域にデータを保管するのが良いです。
Smart Backupでは、内部/外部ディスク上にバックアップソフトからのみアクセス可能なセキュアな安全領域をプライマリの保存先として利用できます。
但し、ディスクの物理的な障害や災害が発生すると、その安全領域に配置されたバックアップが失われる恐れがあるため、専用独自プロトコルで通信するセキュアなクラウドストレージをセカンダリの保存先として利用します。
安全領域の作成方法(Secure Zone)
1. 安全領域を作成する端末を選択し、[歯車] ボタンをクリックする。
2. メニューが表示されます。メニューの [詳細] をクリックします。
3. 「Secure Zoneを作成」をクリックします。
4. Secure Zoneディスクの「選択」をクリックします。
5. Secure Zoneを作成するドライブを選択します。
6. Secure Zoneのサイズでサイズを入力するか、スライダをドラックしてサイズを選択します。
7. [パスワードによる保護] スイッチを有効にしてパスワードを指定します。
注意:Secure Zoneにあるバックアップにアクセスするにはパスワードが必要になります。
Secure Zoneへのバックアップには、ブータブル メディアでバックアップを実行する場合を除き、パスワードは必要ありません。
8. [作成] ボタンをクリックし、Secure Zoneが作成されるのを待ちます。
これでバックアップ計画を作成するときにバックアップの保存先として安全領域(Secure Zone)を選択できます。